良いお年を

今年を振り返っても、あまり意味がありませんから、今年の事はもう忘れることにしました。

今はたとえ取り巻く生活の環境が厳しくても、とりあえず「匍匐前進」でも「前進」なら、それは「前進」には違いないので、自分の「やるべき事」を来年も続けていくしかないのかな、と思っています。

来年もできるかぎりの範囲で、原史料を集めて、くずし字史料や漢文史料を読解し、論文を集めて、論文を読んで、研究書や色んな本を読んで、論文を書きます。

いまのところは、最近取り組んできたテーマの延長で、あと二本は必要なので、それを「論文化」する作業をコツコツ進めようと考えていまして、余力があれば、実はマスターの時期に調べたことはあるのですが、明治前期における和歌改良論や新体詩運動などの詩歌の問題を絡めながら、当時の混沌とした言語的状況のあり方や、思想的文脈を捉える作業を、もう少し精緻な形にしたものを草稿ぐらいまでいけるような作業もしたいと思っています。

皆様良いお年をお迎えください。