フーコー

 オクサラ.J『フーコーをどう読むか』(4)

「第8章 真なる性」より。 セクシュアリティのクイア的概念化の背景にある主要な考え方、それは、ゲイおよびレズビアンの同一性は――ヘテロセクシュアルのそれと同様――、自然で本質的な同一性ではなく、セクシュアリティの「健全で」「正常な」表現を統制する…

 オクサラ.J『フーコーをどう読むか』(3)

「第7章 抑圧されたセクシュアリティ」より。 権力からの完全な自由など存在しえないが、さまざまに異なる支配状態からの「特定の」解放はありえるし、そうさせることができよう。そう、過酷な権力関係およびある種正常化する技術の影響からの解放は。フーコ…

 オクサラ.J『フーコーをどう読むか』(2)

「第3章 人間の死」より。 フーコーは、初期の著作のさまざまな文脈で、考古学というメタファーを用いる。このメタファーを自身の著作のアプローチの名として体系的に使いはじめたのである。……ところで、考古学という術語はすでに、フランスの歴史研究におけ…

 オクサラ.J『フーコーをどう読むか』(1)

フーコーをどう読むか作者: ヨハンナ・オクサラ,Johanna Oksala,関修出版社/メーカー: 新泉社発売日: 2011/09/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見るHow to Read Foucault作者: Johanna Oksala出版社/メーカー: Gran…