コーリー.О『キルケゴール』(1)

キルケゴール (文庫クセジュ)

キルケゴール (文庫クセジュ)

「私に本当に欠けているのは、私は何をなすべきか」ということについて、私自身できめかねていることなのだ。それは〔私にかけているのは〕私が何を認識すべきかということではない。――いかなる行為にも認識が先立たなければならないことはいうまでも 私の使命を理解することが重要なのだ。つまり、この私は何をなせばよいのか、神が真実に臨んでいるまさにこの点を知ることが重要なのだ。つまり、この私は何をなせばよいのか、神が真実に望んでいるまさにこの点を知ることが重要なのだ。私にとって真理であるような真理を発見し、私がそのために生き、そして死ぬことを願うようなイデーを見出すことが肝要なのだ。(p17)