ショーペンハウアー.A『孤独と人生』(2)

われわれの生きかたが他人の意見のなかでどうなっているかということは、われわれの性格がもともときわめて弱いためあまりにも高く評価されすぎている。もっとも少し考えただけでも、他人がわれわれのことをどう思っているかなどということは、それ自身ではわれわれの幸福にとって本質的なものでないことがわかってくる。(p75)