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徳川後期の学問と政治―昌平坂学問所儒者と幕末外交変容

徳川後期の学問と政治―昌平坂学問所儒者と幕末外交変容

 

 主題は、昌平黌の古賀家三代の政治思想史研究なのですが、幕末期の国際秩序の変容も丹念に読解されており、優れた思想史研究になっています。いままでの幕末思想史研究が、吉田松陰とか佐藤一斎に偏りすぎていたのだとも言えます。日本思想史を勉強している学部生や大学院生にとっては、必読書だと思います。