スピノザ.B.D『知性改善論』(4)

これからして確実性〔確知〕とは想念的本質そのもの以外の何ものでもないということ、言い換えれば形相的本質を感受する様式の中にこそ確実性そのものは存するということが明らかである。これによって更に、真理であることが確かになるためには、真の観念を持つこと以外何ら他の標識を必要としないということが明らかである。(p32)