2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

読書会の予習

課題本を二冊読み終える。 また、テクストの復習も。 土曜日までにはレジュメを何とかしたい、という個人的な願望はずれ込みそうです。。

所用で街に出かけたり

近所の図書館から連絡が来たので、取り寄せた本を取りに、街へ出かける。 貸出期限が厳しいので、本は読了したあと、コピーするしかなさそう。 夕方、診療所にて診察を受ける。 今日の夜は図書館から借りてきた本を予習するつもりです。

低気圧の影響で偏頭痛に悩まされながら

引き続き読書会の予習。 前近代における「宗教」には、磯前順一先生の整理によると、「宗旨」という非言語的な慣習行為を含む、プラクティスという側面と、「教法」のように概念化された信念体系を含意した、ビリーフという側面の二つの系統があることを指摘…

大谷栄一『近代仏教という視座』

近代仏教という視座―戦争・アジア・社会主義作者: 大谷栄一出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2012/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る ビリーフ重視の「仏教」観は、もちろん、研究者だけの問題ではない。「狭…

ケテラー.ジェームス.E『邪教/殉教の明治』(5)

明治時代のイデオローグたちが企てたことは、公共意識、現代風にいえば「常識」を創出することであり、それは断固たる歴史的必然性として方向づけられたり、あるいは方向を修正できるものであった。明治という革命的な危機情況の最中に過去から呼び覚まされ…

ケテラー.ジェームス.E『邪教/殉教の明治』(4)

一方の西本願寺は、幕府との直接的な結びつきがないわけではなかったが、その政治的立場は「尊王攘夷」のスローガンの下に結集した人々に近いものであった。しかし、西本願寺は抜け目なく、このスローガンに少し手を加えてそれを前面に押し出した――「尊王護…

ケテラー.ジェームス.E『邪教/殉教の明治』(3)

幕府軍が敗退する以前、西本願寺と東本願寺は政治的領域では互いに対立する立場にあった。東本願寺は徳川家康が一七世紀に建立したものであり、つい最近の二度の火災(一八五八年と一八六四年)に際しては幕府からかなりの支援を受けて再建を果たしており、…

ケテラー.ジェームス.E『邪教/殉教の明治』(2)

明治期仏教の研究者たちの間では、つまらない一律的解釈が行われている。それに対する失望が生じるのは、既存の研究には厳密さが欠けているからではない。……このような一律的な解釈の収まりの悪さが瞭然となるのは、こうした歴史家たち(とくに二〇世紀初頭…

ケテラー.ジェームス.E『邪教/殉教の明治』(1)

邪教/殉教の明治―廃仏毀釈と近代仏教作者: ジェームス・E.ケテラー,James Edward Ketelaar,岡田正彦出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る Of Heretics and Martyrs in Meij…

オリオン・クラウタウ『近代日本思想としての仏教史学』(2)

辻が提示した近世仏教像は、仏教が新たな時代に適応するために僧侶が拠らざるべき事柄、採らざるべき態度、なさざるべき行為であったとも言える。近代と一致しないと考えられた近世仏教像を、辻が体系的に描いた背景には、彼の同時代の僧侶に対する厳しい批…

オリオン・クラウタウ『近代日本思想としての仏教史学』(1)

近代日本思想としての仏教史学作者: オリオンクラウタウ,Orion Klautau出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2012/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る そもそも「近世は仏教衰微の時代」という言説は――事実としての是非は別として――明治初期の廃仏毀釈…

いまのところの予習では

現在は、「近世仏教堕落史観」へのアンチテーゼとして、70年代半ばに提出された近世浄土真宗=特殊論は、現在見直しが進められているけど、幕末護法思想における主要論者たちは、浄土真宗の僧侶がほとんど。 逆に言えば、他の宗派の僧侶たちは、浄土真宗のよ…

柏原祐泉「護法思想と庶民教化」

日本思想大系〈57〉近世仏教の思想 (1973年)出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1973メディア: ?この商品を含むブログを見る 柏原祐泉「護法思想と庶民教化」、解説、pp533-pp556。から抜粋。 排仏論は倫理的立場、人間主義的立場、経済的立場、科学的立場、…

児玉識『近世真宗の展開過程』(3)

確かに、近世仏教が中世仏教に比べて思想・機構両面において著しく固定化し、社会に対する影響力を弱め、各宗派ともその独自性を稀薄化したことは論をまたないところであるが、しかし、近世仏教内で各宗を比較した場合、真宗が最も強固に独自の信仰形態を保…

児玉識『近世真宗の展開過程』(2)

確かに近世仏教は、いずれも幕府の強力な統制下におかれ、本末制・寺檀制の枠にはめられた存在であったため、中世教団のような自由な発展は見られず、各宗とも没個性的教団と化したことは事実である。しかし、法制上、画一化の傾向が強まっても、庶民におけ…

児玉識『近世真宗の展開過程』(1)

近世真宗の展開過程―西日本を中心として (1976年) (日本宗教史研究叢書 笠原一男監修)作者: 児玉識出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 1976メディア: ?この商品を含むブログを見る 戦後の仏教史研究が、この近世編四巻、二千余ページに収められた膨大な史料…

「言説」か、「事実」か、「連続」か、「断絶」か・・・

読書会の予習。 竜温のテクストを読んでいる限りでは、「僧風が乱れている」ということに関しては、「事実」として受け止めざるを得なかったと思うのですが、 前の時代を全否定するためには、堕落しているという「言説」として組み換えていかざるを得なくて…

市立図書館で予約

近世宗教世界における普遍と特殊―真宗信仰を素材として (日本仏教史研究叢書)作者: 引野亨輔出版社/メーカー: 法蔵館発売日: 2007/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 近世宗教社会論作者: 澤博勝出版社/メーカー: 吉川弘文…

読書会の準備のために借りた本

邪教/殉教の明治―廃仏毀釈と近代仏教作者: ジェームス・E.ケテラー,James Edward Ketelaar,岡田正彦出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 近代仏教という視座―戦争・アジア…

読書会のために調査

大学で、読書会に関しての調査。 借りられている本は、県立図書館にもあるみたいなので、明日、近所の市立図書館で取り寄せをお願いするつもり。 目下の案件を済ませて、自分の研究に移りたいです。

昨日の消耗をひきずり・・・

心身が苦しい状況が続いています。 こういう時は、ただひたすら耐えるしかありません。 耐えることにだけには、慣れているつもりです。 周囲の人からは、「打たれ強い」と言われることが多いのですが、自分にはそういう「自覚」はありませんから、聞かれるた…

通院日

診察が終わり、帰宅する途中パニック発作を起こし、 途中下車を繰り返して、なんとか帰宅。 消耗が激しい一日でした。

風邪ひきました

熱中症対策に苦慮しています。 しかも寝苦しいから、クーラー付けて床に入っても 寒いだけでして。 そうしたら、風邪ひきました。 とりあえず、今日は積読本を読書していただけでした。 明日、病院で風邪薬も処方してもらおうかと思っています。

リンクを追加しました

先ほどの購入本で紹介したお店のブログを追加しました。 えほんのおみせのえほんのおはなし きっかけは、近所の市立図書館で調べものをした帰りに、 センスのあるお店構えで、ふーん絵本を扱っているのかぁ、と 興味がてらに、ふらりと立ち寄ったところ、 な…

今週は通院日なのですが

読書会の準備のために大学に行くしかないのですが、通院終わってからだと遅いし、どうしようか悩んでいます。思うようにならない身体と、人はよく「付き合うことが大切」とは言いますが、「お付き合い」って、人との関係は言うまでもなく、自分のことでもそ…

レジュメ作業の続き

先ほどまで、担当箇所の続きについて、レジュメの作業を。 幕末における東本願寺教団の立ち位置が、よくわからなくなってきました。

気分転換に

世界の路面電車作者: ピーピーエス通信社,三浦一幹出版社/メーカー: ピエブックス発売日: 2011/04/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (8件) を見る 昨日、気分転換のつもりで買いました。 最近できたお店で。…

今日の作業を振り返ると・・・

読書会の準備でレジュメの訳文を終える。 今日の作業を振り返り、 つまるところ、それは、 博多華丸さんが、トーク番組で話したエピソードで、 ものまねネタご本人の川平慈英さんに、 はじめて福岡で偶然ばったり出会ったときに、 華丸さんに向けて、慈英さ…

外出するとパワーを使い果たしてしまうので

今日、少しでも読書会の準備をしようかと思っていたのですが、体調がすぐれないので、諦めました。資料や論文は、以前に色々と調べたので、何とかなるとは思うのですが。週末は訳文と担当箇所の論点だけはまとめられるように、頑張ります。

コピーと紙の束と私

衣笠山まで、以前にコピーした論文を整理するついでに、資料も集めてファイリング作業。 大学での作業は、最近はこればかりです。読書会のための作業は、また今度することに。 夕方、前期の研究会が終わり、ようやく帰宅しました。