2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 読書会

今日は幕末維新期に、浄土真宗の学僧であった竜温の史料についての読書会。今回の担当箇所は、聖徳太子の問題。次回も同じ主題の続きということになります。次回も長いです。しかも次回担当者は僕。本当は分担箇所が長かったので、分けようかとも思ったので…

 風邪をひいています。。。

最近、体調悪くて寝込んでばかりです。。。今月は、ひたすら資料ばかり集めていたような気が。。。去年の学会で報告したものを素地にして、何か書けないかなぁと思案しています。その折に司会をして下さった先生への質問で、僕自身十分に答えられなかった部…

 谷昇『後鳥羽院政の展開と儀礼』

後鳥羽院政の展開と儀礼作者: 谷昇出版社/メーカー: 思文閣出版発売日: 2010/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る著者本人からいただきまして、先日拝読しました。本書の著者である谷昇さんは、僕がマスターの頃からお世話になっている方で…

 通院日

今日は通院日。診察後、主治医のススメで、院内の福祉相談室に寄る。色々と親身になってくれた。今後の生活に関して、困ることがあるといけないし、聞くところによると、自立支援医療制度は、僕の場合では適用可能らしいので。その相談に。

 相性の悪い文章に出会ったー

今日は少しだけ、課題図書を読んでいました。所有と生産様式の歴史理論 (1972年)作者: 芝原拓自出版社/メーカー: 青木書店発売日: 1972メディア: ?この商品を含むブログを見るこれで思い出したのがもう鬼籍に入られた掛谷宰平先生の資本論研究会のこと。この…

 昨日のわんこ

京都で下宿していた時にお世話になった大家さんが新しく飼っているコーギー(♂・♀)と遊ぶようになりました。前のイヌは亡くなったので。♂は、牧羊犬としても優秀で、リーダー気質が激しく、野生の世界でも生きていけるくらい素質は立派なのですが、なにしろ…

 アガンベン.G『事物のしるし』(6)

第二章「しるしの理論」。 『ムネモシュネ』は、芸術家――あるいは学者――が、もし西洋の歴史的記憶の伝統のなかで問題にされてきた危険な作用を把握し実現したいのであれば、認識し操作することを学ばなければならない、そうしたしるしの図像集なのである。そ…

 アガンベン.G『事物のしるし』(5)

第一章「パラダイムとは何か」。 一九二四年から一九二九年にかけて、アビ・ヴァールブルクは『ムネモシュネ』と呼ばれることになる「図像集」に取り組んでいた。知られているように、そこで扱われていたのは複数のパネルの総体であり、パネルのうえには、一…

 アガンベン.G『事物のしるし』(4)

同。 流行(モード)もまた、しるしの特権的な領域である。まさしく流行においてこそ、しるしはその純粋に歴史的な性格を示す。というのも、そのつど認識されるべきアクチュアリティは、つねに時間的な参照と引用のたえまないネットワークを介して構成され、…

 アガンベン.G『事物のしるし』(3)

第二章「しるしの理論」。 しるしの理論は、十八世紀末に西洋の学問から消え去ってしまう以前、ルネサンスおよびバロックの時代の学問と呪術に決定的な影響を与えていた。この影響は、ヨハネス・ケプラーやゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツの著作…

 アガンベン.G『事物のしるし』(2)

同。 フーコーは『知の考古学』のはしがきと完全に一貫した仕方で、主体(科学共同体のメンバー)の観点にもとづいた通常科学の構成を可能にする基準から、主体へのいかなる準拠もない「言表の全体」と「形象」(「言表の全体が浮き彫りにされ」「そのように…

 アガンベン.G『事物のしるし』(1)

事物のしるし 方法について作者: ジョルジョアガンベン,岡田温司,岡本源太出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/05/11メディア: 単行本 クリック: 48回この商品を含むブログ (9件) を見るSignatura rerum作者: Giorgio Agamben,Anton Schuetz出版社/メーカ…

 耐え難きを耐え忍んだ年末・新春でした

新春から、色々と「理不尽な出来事」ばかりが続き、冷たい雨の中で捨てられたイヌのように凍えた心が砕けそうになるばかりで、今年になっても、星のめぐりは良くなりそうにもありません。年末は論文を書いて大晦日に先方に投稿したのですが、理解のできない…

 趙景達『近代朝鮮と日本』

近代朝鮮と日本 (岩波新書)作者: 趙景達出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/11/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る朝鮮近代史研究における第一人者の趙景達さんの近著。近代における朝鮮半島の歴史は、大日本帝…

 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。去年は年末に年賀状を書けず、不義理をしてしまい申し訳ありません。今年も変わらず、自分の研究に邁進したいと思います。2013年元旦岩根卓史