2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 ジクムント・バウマン『リキッド・モダニティ』―「時間/空間」・「仕事」・「共同体」―

リキッド・モダニティ―液状化する社会作者: ジークムントバウマン,Zygmunt Bauman,森田典正出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2001/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 79回この商品を含むブログ (37件) を見るレジュメはリンクからダウンロードできます…

 バトラー.J『生のあやうさ』(3)

最近のグローバルな暴力に照らして私にとりついて離れない問いがある。誰が人間として看做されているのか。誰の生が〈生〉と見なされているのか?そして究極的に何が生をして悲しまれるに値するものとなるのか?・・・・・・失うことで私たちは皆はかろうじて「私…

 バトラー.J『生のあやうさ』(2)

アメリカ合州国が起こした戦争の犠牲者の死を悼む記事はない。あり得るはずがないのだ。もし死亡記事があるとすれば、そこには生が存在していたことになる。心にとめておく価値のある生が、評価し記憶にとどめておくに足る生が、そこにはあったことになるだ…

 バトラー.J『生のあやうさ』(1)

生のあやうさ―哀悼と暴力の政治学作者: ジュディス・バトラー,本橋哲也出版社/メーカー: 以文社発売日: 2007/07/31メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (21件) を見るPrecarious Life: The Power of Mourning And Violence作者: Judith But…

 酒井直樹『日本思想という問題―翻訳と主体』輪読―第2章「日本思想という問題」

日本思想という問題―翻訳と主体作者: 酒井直樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/03/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る興味のある方はPDFファイルでダウンロードしてください。1.要約 一 問いの設定 なぜ…

 近世儒家言語論と国学言語論における〈音義〉分析の位相

興味のある方はPDFファイルでダウンロードして下さい。 1. はじめに◎ 皆川淇園・富士谷成章・富士谷御杖 →従来の研究を振り返ると、竹岡正夫(1963)・戸川芳郎(1980)・櫻井進(1982・1983)・野口武彦(1993)・浜田秀(2000・2002)・肱岡泰典(1996)などにより、皆川…