鏡をみること

人は鏡をみて、顔を洗い、髭をそり、身支度をします。

自分は心身共に疲れてしまい、鏡を見ることが怖くなる時があります。

鏡に映っている自分は本当の自分ではないことを知っているのに、鏡に映っている自分が、いまの自分であることを自分は知っているからです。

その鏡に映っている自分が自分ではないことを知り続ける。

お風呂に入り、鏡をみて顔を洗い、髭をそり、身支度をして、本当の自分を知る。

本当の自分を知るということが、アイデンティティの獲得だと自分は考えているからです。

しかしまた、心身共に疲れ果てて、やはり鏡を見れない自分も本当の自分です。

それも拒絶するのではなく、そういう自分も心の中にはあることを知ることで、自己受容に繋がり、病も受け入れることができるようになると考えています。