読了本

 

相互扶助の経済――無尽講・報徳の民衆思想史

相互扶助の経済――無尽講・報徳の民衆思想史

 

 江戸時代の「講」による水平的な相互扶助の思想を丹念に掘り起こし、報徳運動、明治維新後の「近代化」でも息づいた無尽会社の活動も視野に入れた、良質な民衆思想史研究。界隈で本書が言及されてないのは、向こうが単に研究不足・勉強不足なんだと思います。