アカデミアの住人だったので

ことが混沌としており、良く分かりませんが、引用と転載は違います。

学会発表や論文を公表する時に、著作権者とその著作権が帰属しているところがあるのであれば、やはり著作権者に転載の許可が必要です。

あと、許可を受けたことを明記するのも絶対必要です。

引用に、許可はいりません。

なぜなら、研究対象として死没している人を研究することは歴史学を研究している人なら、良くあることだからです。

僕が夢の中でその人と会ったり、魂の存在も分からないし、それも証明できない現代において、もし、ひとつひとつの史料を引用するために、その研究対象の人の霊と交信して、「これこれの箇所を引用してもかまいませんか?」と、そのたびごとにお伺いをたてるのは、かなりの精神的鍛錬と人徳と、善を積み重ね、悟りを開いた人しか研究が許されないという事態に陥りかねません。

たぶん、問題となるのは、研究当事者がそもそも「引用」と「転載」の概念の区別ができない人なんだと思います。そんな人を大学と教官が大学院に進学させてはダメなんですけど、という話しに落ち着きます。

今のご時世は、マスターに所属していても、修士論文を書く前から、学会誌や大学紀要に、マスターの大学院生が、ほいほいと論文を掲載するので、指導教官から「修士論文は学会誌に掲載できるかどうか、そのレベルが問われるんだよ。アッハッハ(高笑)」と何度も言われた側からみた視点では、言われたことをなすがまま、言われて当然のことを修士論文に書いただけなのですが。。。

もう息苦しいです。。。