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学会はやめることにしました

いま、僕は日本思想史学会と表象文化論学会に所属しているのですが、年会費がかなりかかるので、やめることにしました。

理由としては、今後は仕事が優先になってしまうので、論文投稿とか学会報告も時間的にも経済的な側面から見ても厳しいですし、レジュメの印刷費も自己負担で、交通費の捻出もできません。

やっぱり、あの世界の厳しさを知っている身として感じることは、現在の日本のアカデミズムの最大の問題が、より地域に開かれ、より市民生活に根差し、また現代社会を学問という知的営為を通すことで、この世界を「今よりもより良きもの」にしようとする場所ではなくなってしまったことです。

そして、大学のキャンパスは「セキュリティ」が厳しくなるだけで、「ノイズ」である部外者は排除されてしまうということです。このような大学を取り巻く閉鎖的な状況が今後も改善されない以上、僕のように一度民間人になったら、容易に学術情報にアクセスができなくなるような現状に対して、僕は賛同できません。

ヨーロッパでは、「市民科学」という形でアマチュア研究者に対して、公的資金を投入し研究助成する制度も広がっているようですが、いまの日本にそのような動向は生まれていませんし、「科学研究費」は研究機関に属している人でないと申請できないので、現状としては、自らが資金に乏しい身分であるかぎり、学会から撤収するという選択肢しか僕には見つかりませんでした。

たぶん、「論文まだ続きを書くよー」と僕自身が言ってしまった手前、ブログを見ている方々は「まだ書くんだー」と思っていると考えています。

これからの形としては、学術誌に執着せず、個人ブログの中の学術的エントリとして、今後も何か続きを書こうかと考えています。

よろしくご理解のほどお願いします。