秋の奈良の鹿。
求愛の季節も過ぎ、鹿は冬の準備をしています。
でも、群れから追い出される鹿もいまして、そういう姿を見ると心を痛めてしまいます。
去年の梅雨頃、僕は体調が絶不調なのに、浮見堂あたりに出かけたところ、はぐれ鹿がとことこついてきて、お腹すかして、草をねだってきました。
「どうしたん?何かいるー?」と僕がはぐれ鹿に声をかけて、道端で草を取り、振り返ってみたら、もうその子はいなくなっていました。
いま、考えると、「お春日様」がふと人里に現れたのだと思います。
「お春日様」が遭遇したのがたまたま僕なだけであって。。。
そんなことをふと思い出した今朝でした。