子安宣邦のブログ -思想史の仕事場からのメッセージ-
最近は全くお会いしていないのですが、懐徳堂研究会などでは三回ほど報告したことがありまして、いまの私の研究生活を振り返っても、いただいたご指摘というのは、心に刻んでいます。とくに初めて学術誌に掲載された論文に関するプレ報告の場では、自分の至らないところを、色々烈火のごとくご指摘していただき、「報告を聞く限りでは、学術論文としては完成度は高いものだけど、私が君にあえて言うのは、単に江戸思想の知識が豊富なだけの研究者になって欲しくないからだ」という御言葉でした。そういう御学恩もありますので、リンクに追加します。
