表象文化論学会第6回大会プログラム

2011年7月2日と3日の日程で、京都大学にて表象文化論学会第6回大会が開催されます。

詳細は下記の通りです。また学会のHPも参照して下さい。

私も末席を汚しております。パネルディスカッション形式の報告は初めてなので、勝手がわかっておりません。

いま、うなりながら明清思想について勉強していますが、明清思想研究は中国本土でも進展はめざましく、今更ながらに言葉の勉強をすべきだったと思っております。

中国哲学や江戸思想に関心のある方々は参席していただきご意見を拝聴できれば幸いです。

非会員でも参加費1000円を払えば、拝聴できます。

このように与えられた機会を無駄にせず、とりあえずはパネルを実りのあるものにできればと思っています。

将来的には東アジアをフィールドに置いて多様な研究を行っている方々とも、何かパネルを組めたらという願望はありますが、そのような契機になればと思っております。

日時:2011年7月2日(土)/7月3日(日)
場所:京都大学百周年時計台記念館大ホール(2日)/京都大学百周年時計台記念館大ホール(3日)
参加費無料(会員・非会員とも)
7月2日(土)京都大学百周年時計台記念館大ホール
京都大学本部構内正門正面:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/clocktower/
京都大学本部構内マップ:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm

14:00-17:00(13:30 開場)
●「森村泰昌とペルソナの表象文化論
・開会挨拶:岡田温司表象文化論学会会長・京都大学

第I部
ワークショップ「〈ペルソナの詩学〉再論──プロソポンから森村泰昌まで」
・司会:日高優(群馬県立女子大学
・コメンテーターによる提題:
「〈ペルソナの隠喩〉再論」岡本源太(京都造形芸術大学
「能面のペルソノロジー」横山太郎(跡見学園女子大学
「関係性の実在論──享楽の自存性としてのペルソナ」信友建志龍谷大学
「パラマウンド paramound:盛り上がって、ズレること」千葉雅也(日本学術振興会
・共同討議

第II部
森村泰昌×小林康夫 「〓chec et mat ──白のゲームとして」
・作品上映と対談

18:00-20:00 学会賞授賞式+懇親会(会員および関係者のみ)
会場:レストラン「ラ・トゥール」(百周年時計台記念館内)
会員6000円、学生会員5000円

7月3日(日) 京都大学総合人間学部棟
京都大学総合人間学部交通アクセス・キャンパスマップ:http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/#02
事前登録:不要 参加費:会員=無料/非会員=1,000円

9:30-12:00(パネル1は11:30で終了) 研究発表(午前)
●パネル1:過剰なる〈徴候〉──世紀転換期における科学的思考とその表象
・身体計測への熱狂──フランスにおける実験心理学とグラフ/増田展大(神戸大学
・考古学的モンタージュ──ネアンデルタール人の発見とその脅威/唄邦弘(神戸大学
・ヒステリーと装飾──世紀末ウィーンにおける欲望の表象/古川真宏(京都大学
【コメンテーター/司会】
橋本一径(愛知工科大学

●パネル2:逃れゆく〈声〉の表象――音楽と言葉の狭間、行為としての〈歌〉を問う
・物質的な声、身体的な呼吸――モーリス・ラヴェル〈ため息〉における象徴主義/高山花子(東京大学
儒家言語論における〈声気〉と〈身体〉――戴震と皆川淇園――/岩根卓史(立命館大学
・歌の起源、言葉の起源──中世後期における歌の生得性についての問/関沢和泉(パリ第七大学)
・ミュージックヴィデオにおけるリップシンクの《自然さ》の獲得についての一考察/白井雅人(上武大学
【コメンテーター/司会】
竹内孝宏(青山学院大学

12:00-12:45 理事会
13:00-13:45 総会(会員のみ)総合人間学部棟1階1102

14:00-16:00 研究発表(午後)
●パネル3:デリダと来たるべきデモクラシーの問い──『ならず者たち』をめぐって
・民主主義の不可視なる「敵」──デリダにおける自己免疫の政治/宮崎裕助(新潟大学
・民主主義の自己免疫とその反転──残虐性なき死の欲動をめぐって/佐藤嘉幸(筑波大学
デリダによる超越論的病理論──カント、フッサールを導きの糸とするデモクラシー再考/長坂真澄(京都大学
【コメンテーター】鵜飼哲一橋大学
【司会】佐藤嘉幸(筑波大学

●パネル4:中欧における想像された「歴史」──ユーゴスラヴィアハンガリー、チェコの国家と芸術
・「歴史」を語るのは誰か── クルスト・ヘゲドゥシチの絵画/素描作品を巡るクロアチア知識人達の言説/門間卓也(東京大学
・持て余された「グロテスク」──冷戦期ハンガリーにおけるバルトーク中国の不思議な役人》への評価/岡本佳子(東京大学
・明るいプラハのために──ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』試論/杉戸勇気(東京大学
【コメンテーター】井口壽乃(埼玉大学)
【司会】百瀬亮司(大阪大学

16:15-18:45 シンポジウム「映画的権力の諸様態」
● Symposium: Modes of Cinematic Power
・Japan as Disaster: Gojira in the 21st Century / Kota Inoue (University of Redlands, USA)
・Suspension of the Law: Function of State and Enunciating Subject in Oshima Nagisa's Death by Hanging (1968) / Misono Ryoko (Waseda University)
・At Play in the World: The Re-Installment of the Relation of World and Play and the Role of Anime / Alexander Zahlten (Dongguk University, South Korea)
・Mute Power: Political Theory in Contemporary Film Criticism / Jonathan M. Hall (Pomona College, USA)
Commentator: Anne McKnight (University of South California)
Moderator: Alexander Zahlten (Dongguk University, South Korea)
Language: English. No registration required. Adimission: Free for Members, 1,000 yen for Non-Members