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 マラブー.C『わたしたちの脳をどうするか』(9)

マラブー

脳を疎外の脅威から免れさせるためには、脳が硬直した構造でも、中央集権化した機械でもないと示すだけでは不十分である。実際、ネオリベラルのイデオロギー自体が今日複数の中心を再分配し序列を著しく緩和することに立脚しているのである。見かけのうえでは逆説であるけれども、支配と中心性の危機とは完全に一致しているのだ。企業において、中央集権化された厳格な権威によって決定され監視された計画経済が、自己組織化による管理へと置き換えられることと引きかえに、資本主義の再整備(第二の産業分水嶺であるポストフォーディズムの資本主義)が本質的に完成したのである。(p70-p71)