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 中村春作他編『続「訓読」論』(2)

木津裕子「唐通事の『官話』受容」より。

琉球の通事は第一義的には琉球国王の臣下であった。しかし、その君臣の義を強く支えるのは、冊封国琉球の中に在って直接的に中華に連続すると見なされた。彼らの華人としての出自であった。琉球国内で確固たる地位を築く為には、言語能力と行動様式、及び価値観の所在が、「中華」の基準と寸分の違いも無いことが重要であったのだ。(p268-p269)