書評

 金文京『漢文と東アジア』

漢文と東アジア――訓読の文化圏 (岩波新書) 作者: 金文京 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/08/21 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 53回 この商品を含むブログ (30件) を見る 1 近年の人文学において、「東アジア」を論じる研究書を見かけること…

 「国文学研究」を問い直すということ/問い続けるということ

「国文学」の思想―その繁栄と終焉 (学術叢書)作者: 笹沼俊暁出版社/メーカー: 学術出版会発売日: 2006/02メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (4件) を見る興味のある方はPDFファイルで、ダウンロードしてください。1いま書店を見渡すと、…

 「韓流」で〈朝鮮〉は死んだのか?―中根隆行『〈朝鮮〉表象の文化誌』を読んで

“朝鮮”表象の文化誌―近代日本と他者をめぐる知の植民地化作者: 中根隆行出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2004/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見るPDFファイルを興味があればダウンロードして下さい。1今年9月に公…

 安田敏朗『国文学の時空―久松潜一と日本文化論』

国文学の時空―久松潜一と日本文化論作者: 安田敏朗出版社/メーカー: 三元社発売日: 2002/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見るPDFファイルで、ダウンロードできます。190年代以降、国民国家論やカルチュラル・スタデ…

長谷川亮一著『「皇国史観」という問題』

「皇国史観」という問題―十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策作者: 長谷川亮一出版社/メーカー: 白澤社発売日: 2008/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (7件) を見るPDFのファイルをダウンロードしていた…

 「宣長」というアポリアへの斬新な挑戦―友常勉著『始原と反復―本居宣長における言葉という問題』

始原と反復―本居宣長における言葉という問題作者: 友常勉出版社/メーカー: 三元社発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (2件) を見る本居宣長という存在は、日本思想史におけるアポリアとしてあり続けている。夥しいまでに高…