レジュメ

竹内好「大川周明のアジア研究」を読む

ダウンロード 竹内好セレクションII アジアへの/からのまなざし (〈戦後思想〉を読み直す)作者: 竹内好,丸川哲史,鈴木将久出版社/メーカー: 日本経済評論社発売日: 2006/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 《目次》 1.はじめに 2.竹…

呉世宗『リズムと抒情の詩学―金時鐘と「短歌的抒情の否定」』輪読

リズムと抒情の詩学―金時鐘と「短歌的抒情の否定」作者: 呉世宗出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2010/09メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (4件) を見る 【要約】 【序章「短歌的抒情の否定」が目指すもの】 本書に「リズムと叙情の詩…

井上哲次郎と「新体詩」

〈目次〉 1 はじめに 2 〈回想〉する井上哲次郎―もしくは「詩」の名付け 3 〈長さ〉と〈わかりやすさ 1 はじめに 井上哲次郎(1885~1944) という人物は、いくつもの「問題」を孕んでいたのにも関わらず、「国民道徳論者」として後年の研究者たちから〈…

町田三郎『明治の漢学者たち』―『漢文大系』について・『漢籍国字解全書』について・井上哲次郎と漢学三部作―

明治の漢学者たち作者: 町田三郎出版社/メーカー: 研文出版発売日: 1998/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログを見るレジュメダウンロード【要約】◎ 『漢文大系』について 『漢文大系』とは? →1909(明治42)年から1916(大正5)年にかけ…

丸山眞男『「文明論之概略」を読む』上巻―〈鏡像〉としての福沢論―

文明論之概略を読む 上 (岩波新書 黄版 325)作者: 丸山真男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1986/01/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (28件) を見る レジュメダウンロード国家を個人の内面的自由に媒介せしめたこと――福沢諭…

 〈とらえそこないの惧れ〉と思想史の〈外部〉―子安思想史への省察として―

レジュメは以下でダウンロードできます。1.はじめに 本報告で求められていることは、実に単純である。端的に言えば、子安思想史が投げかけた一連の問いを、私なりに引き受けて書くことに尽きる。ただ子安思想史は、なおも現在進行形のため、簡単に総括する…

 ジクムント・バウマン『リキッド・モダニティ』―「時間/空間」・「仕事」・「共同体」―

リキッド・モダニティ―液状化する社会作者: ジークムントバウマン,Zygmunt Bauman,森田典正出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2001/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 79回この商品を含むブログ (37件) を見るレジュメはリンクからダウンロードできます…

 酒井直樹『日本思想という問題―翻訳と主体』輪読―第2章「日本思想という問題」

日本思想という問題―翻訳と主体作者: 酒井直樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/03/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る興味のある方はPDFファイルでダウンロードしてください。1.要約 一 問いの設定 なぜ…

 イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』輪読(4)

興味のある方は、PDFファイルでダウンロードしてください。【担当範囲】第8章「国語」ということばの新しさ第9章「日本語」と「国語」のはざま第11章「国語」と言語的公共性◎ 第8章「国語」ということばの新しさ 柳田が「新しい漢語」というときの「新し…

 イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』輪読(3)

興味のある方はPDFファイルをダウンロードしてください。【担当範囲】 3章「東京語」の表象と成立4章 柳田国男と「国語」の思想・13章 多言語主義と言語的民主主義◎ 「東京語」の表象と成立 J・Cヘボンは……「首府であり、天皇や文化人の住む京都のこ…

 イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』輪読(2)

興味のある方はPDFファイルをダウンロードしてください。 【本章を取り上げた理由】 近年主張されている「東アジア漢字文化圏」という言説をいかに問題できるのか。それを考えるためのヒントとして、各章を選んだ。今回もポイントを絞りながら検討を加え…

イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』を読む―〈国語〉と〈言語的マイノリティ〉をめぐる考察―

「ことば」という幻影作者: イヨンスク出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2009/01/30メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る興味のある方はPDFファイルでダウンロードして下さい◎担当箇所 第6章「『正音』の帝国」・第7章「国…

 【研究紹介】キム・スング『李箱、欲望の記号』(ウォルイン社、2004年)を読む

興味のある方は、PDFファイルで、ダウンロードして下さい。1.要約序論 1.研究史の検討と問題提起 第四章 分裂経験の記号としての「女性」 1−1 売春婦の仮面イメージ 5.結論※ 報告者の力量もあるため、重要な箇所であるところを原文引用しながら、適宜…

〈サハリン/樺太〉という複数のクロノトポスーチェーホフ・譲原昌子・李恢成ー

レジュメダウンロード1.はじめに 本報告で取り上げる人物は、その名声を勝ち得た人物もいれば、ほとんど研究者以外には知られていない人もいる。だが、本報告で分析する三人の作家は、〈サハリン/樺太〉というトポスのなかで、身を置き、固有の〈体験〉を…

 鷺沢萠を《非‐在日文学》として読むこと

これもPDF化されているので、ご参照ください。――だから結局韓国ってさ・・・・・・。 ボトルはあらかた空に なりかけている。かなり酔っているらしい義成が、後ろに伸ばした腕を突っぱって体重を支えるようにしながら言いかけた。その続きはもう聞きたくなかった。…