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ヤング

 ヤング.J『排除型社会』(7)

第6章「まとまりのある世界とバラバラの世界」より。 確固たるアイデンティティを探し求め、人々は社会という船に乗り込んだ。すると奇跡のようであるが、詳細な海図には島の正確な経度と緯度が描かれていた。しかし、その島に近づいたそのとき、急に羅針盤…

 ヤング.J『排除型社会』(6)

本質主義を拒否するのであれば、多文化概念もまた捨てられなければならない。多文化主義は、さまざまな文化的本質をまるでモザイクのように並べ、それぞれの歴史的過去に接着しようとする。このような観点は、たんなる自然的エポケーにすぎない。つまり、そ…

 ヤング.J『排除型社会』(5)

私たちが書いたのは、本質主義にたいする批判だった。第一に、文化には時代を超えた普遍の本質など含まれていない。社会的条件が変わらなければ、文化もそのままの姿で変わらないだろう。しかし、状況が変化するときは、文化も急速に変化する。文化および下…

 ヤング.J『排除型社会』(4)

第4章「他者を本質化する」より。 私は、後期近代社会が深刻な存在論的問題を抱えていることを指摘した。もはや人々は、家庭生活と労働からなる安定した枠組みから、自己を「脱埋め込み」せざるをえなくなった。また、世界は確実性を失い、多様な選択肢が人…

 ヤング.J『排除型社会』(3)

すでにみたように、近代社会において〈逸脱する他者〉というのは、広く共有された絶対的価値観とは反対の存在であり、明らかに異質なマイノリティとしてあった。共通の価値をもたない少数者たちは、社会にとって脅威であるというよりも、むしろ少数であるが…

 ヤング.J『排除型社会』(2)

現代の能力主義を、才能と努力をもって業績が評価される競技場になぞらえるなら、そこには二つの競技コースがあって、その周囲にさまざまな観客がいる様子を思い浮かべることができる。第一の競技コース、すなわち正規雇用市場では、報酬は規定の基準にした…

 ヤング.J『排除型社会』(1)

排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異作者: ジョックヤング,Jock Young,青木秀男,伊藤泰郎,岸政彦,村澤真保呂出版社/メーカー: 洛北出版発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (51件) を見るThe Exclusive S…